エリアによって開きがある
東京は日本の経済の中心地であるため、国内でビジネスをするなら東京にオフィスを構えたいでしょう。
地方に本社を置く企業でも、東京に支店や営業所を置くために賃貸オフィスを借りる経営者は多いです。
そこで気になるのが東京の賃貸オフィスの賃料相場です。東京と一言で言ってもかなり多数のエリアがあり広範囲にわたります。
有名なオフィス街もあれば、小さなオフィスビルが建ち並ぶオフィス街もあるでしょう。
そのためエリアによって賃料相場にもだいぶ開きが見られます。
都心に近いエリアは軒並み賃料が高めですが、文京区や江東区、台東区などは都心に近いエリアの中では比較的安い方です。
1坪あたりの平均賃料を見てみると、1万円台前半くらいで、あまり広くない賃貸オフィスなら1ヶ月20万円を切る賃料で借りられるところも少なくありません。
上野や浅草などは知名度が高い地域ですが、東京都内の他のエリアと比べると賃貸オフィスの賃料相場が安めです。
オフィス街として有名なエリアの賃料相場
東京の中でも賃貸オフィスの賃料相場が特に高いのが、千代田区近辺の都心部のエリアや新宿、渋谷などです。
新橋や虎の門、青山を中心とする港区のエリアも賃料相場が高い傾向にあります。
新宿区のエリアを見てみると、西新宿が1坪平均約22,000円と特に高めです。15坪の賃貸オフィスなら月の賃料が30万円を超えます。
千代田区との境目の市ヶ谷は意外に安く1坪平均約12,000円くらいです。
15坪なら18万円くらいで借りられるので狙い目でしょう。
渋谷区は渋谷駅や原宿駅の近辺が、西新宿とほぼ同じくらいの賃料相場です。
初台や幡ヶ谷など京王新線沿いのエリアがやや安い傾向にあります。1坪平均13,000円くらい、15坪のオフィス街なら20万円前後です。
東京の中でも別格と言えるのが丸の内や大手町など東京駅の周辺です。
1坪あたりの平均賃料は約35000円にもなります。同じ23区内でも安めのエリアと比べると3倍くらいです。
少し離れた神田や御茶ノ水周辺では半分以下の相場になります。
新橋もオフィス街として有名ですが、1坪平均約18,000円と丸の内や大手町より半分近く安いです。