リノベーションとは

賃貸オフィス物件に限らず、近年住宅やオフィスの不動産物件のなかに「リノベーション物件」と呼ばれる物件を見ることがあると思います。

リノベーション物件というのは、通常ならばそのまま「中古物件」として売り・貸しに出される物件に対し、大規模なリフォームを行って新築のような状態にまでよみがえらせた物件を指します。

「リフォーム済み物件」というものにもよく似ており、業者によっては明確な区別をせずに「リノベーション物件」という言葉を使っているところもあるようですが、一般的にはリフォームよりも大規模で、もともとの形を全くとどめないくらい大幅に設備や内装を変えてしまうことが多いです。

 

リノベーションのメリット・デメリット

リノベーション物件の良いところは、中古の良いところと、新築の良いところの両方を併せ持っているという点です。
たとえば、古い賃貸オフィスビル物件などは、建物の外観がレトロで趣のあるものが多いです。

近未来的な最新型のオフィスビルも良いものですが、趣ある外観のビルは、オシャレなだけでなく、歴史ある企業というようなイメージもプラスすることができるというメリットがあります。

また、もともとの設備の老朽化が進んでますから、新築物件に比べると賃料が安く、新築物件を購入するよりもはるかにリーズナブルなお値段でオフィスビルが利用できるというメリットがあります。

ただし注意しておきたいのは、リノベーションされた範囲がどこからどこまでなのかという点についてです。

不動産店に賃貸オフィスの相談に行くと、いくつか賃貸オフィス物件を提案してくれて、実際にそのなかのいくつかを見に行くこともあるはずですが、リノベーション物件の場合はリノベーションが終わっている部分しか見せてもらえないことがほとんどです。

賃貸オフィスなどであれば、いくつものフロアや部屋がある場合が多いので、案内された部屋以外はリノベーションが完成していない場合もしばしばです。

またいくらリノベーション=大規模工事とされていても、建物の耐震性や耐久性はそのままになっていることが多いのでいざオフィスとして使用を始めると安全面などに美門を生じることもあリます。